ここ数日やたらと子供の頃の記憶が蘇る。

前にも書いたかどうか忘れたけど、私は幼少のころ祖母と父に行きすぎたしつけを受けていた。

当時は今の様に虐待ではなく「しつけ」と呼ばれていたけども、今考えるとあれ虐待だな…


箸がちゃんと持てないと飯抜き

初めて箸を使うように渡され持ち方を教わるんだけど、なかなか上手く使えなくていわゆるバッテン箸になったり握り箸になったりしてた時があった。

箸を使うようになってから2日目くらいの朝だっただろうか、相変わらず箸が上手く扱えずにいたら父が「まだちゃんと持てないのか!」と怒鳴り、祖母が続けて「箸が持てる様になるまで食べちゃいけません。」と言った。

それでもバッテン箸のままだったので文字通り飯抜き。
皆が食べている姿を前に箸を持つ練習だけが許され食事はさせて貰えなかった。

昼ごはんも夕ご飯も食べる事が出来ずに食卓で泣きながら箸の練習をしていたのを今でも覚えている。

夜遅くになるとお腹が空いて眠れない私に母がこっそりおにぎりを作って持ってきてくれた事も覚えている。

たしか箸が使えるようになるまで食べれまテン開始から3日目の夕飯は食べていた。
だってもう箸で豆を掴める様になっていたから。

幼稚園に入る前だから3歳くらいの話。

おかげで今ではマナー講師が器用すぎる持ち方と言うほどなかなか真似できる人がいないレベルにまで進化した。

ただ今思えば、飯抜きはやり過ぎだったよ。
自分の子供に飯抜きなんて一食ならまだしも丸一日以上とかどうかしてる。

今でもその時の事を思い出すの自然と涙が溢れるほどだよ。